白光荘の事業の内容

更生保護施設は、刑務所や少年院などから釈放された人や保護観察中の人などのうち、頼るべき家族や帰る家のない人などを保護観察所や家庭裁判所から委託されて収容保護し、その自立を促し、更生を助けることで犯罪を防止し、地域社会の安全と社会福祉に寄与する施設です。
現在、更生保護施設は民間経営施設が全国に101施設ありますが、女性専用施設は僅か7施設しかありません。
西本願寺白光荘は、7施設のうちの1施設として被保護者に宿所や食事を提供し、自立更生に必要な指導助言を行い、その更生を図ることを目的として運営し、本人に適した就職先の斡旋など、早期自立のための指導・援助を行っています。
また、情操教育にも力を注いでおり、茶道・華道・パソコン教室などの指導には民間篤志家の協力を得ております。

白光荘の事業の運営

事業については、理事会及び評議員会によって決定運営され、被保護者の補導その他の実務には、施設長及び施設職員があたっています。
事業費は、国からの委託費と設立母体である西本願寺の補助金を主な収入源とし、その他関係団体や篤志者からの寄付金等によってまかなわれておりますが、国からの委託金は現員現額制であるため、決して楽観を許さない運営状況にあります。