2022(令和4)年度 事業計画

はじめに

 当法人は、浄土真宗本願寺派(西本願寺)を設立母体として2006(平成18)年10月に設立、2008(平成20)年4月に「特別養護老人ホーム ビハーラ本願寺」を開設。これまで、京都府、城陽市をはじめとする近隣地域や宗派関係のみなさまのご協力のもと、地域における社会福祉の拠点、宗派ビハーラ活動の研修の場となるよう事業を展開。
専門分野化された医療・福祉の領域において、仏教を背景として“老病死”の苦悩をどのようにとらえ、生きることの難しさを職員相互が問い合う環境の中に福祉(介護)サービスの本質を追求しております。
 2020(令和2)年度を振り返りますと、新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言が2回発出され、感染防止対策による規制が強化される中で、ショートステイの利用控えや特別養護老人ホームへの入所を躊躇されるなどのケースが増えたため、当初の目標を達成するには困難を極めました。その反省から2021(令和3)年度に向けては、あらためて社会福祉施設として、時代のニーズに応じた福祉(介護)サービスを提供する基盤づくりの年度と位置づけ、ご利用者(ご本人・ご家族)と地域住民の方に喜んでいただけるよう以下のように歩んでまいります。

1.事業方針

(1)安定した経営基盤の確立と透明化の推進

①指定介護老人福祉施設及び指定短期入所生活介護(予防を含む)が社会資源として利用者に速やかに継続的に提供できるような体制を整える。

②介護保険制度の見直し(介護報酬改定等)に対応した介護サービスを提供する。

③良質な介護サービスの提供のために、人材の確保と職員の育成、および定着化を図る。 

④法人の会計を含めた事業運営の透明性を担保するとともに、経費の縮減を図る。

⑤法人(施設・事業所)の危機回避が図れるように「指針・マニュアル」等を整備する。とりわけ、感染症対策及び災害対策を重点的に行う。

 

(2医療との連携の強化

①併設する「あそかビハーラ病院」と協働し、利用者ご本人の健康管理を充実させる。

②併設する「あそかビハーラ病院」との協働により、「看取り介護」の充実を図る。

③施設の配置医師作成の『診療情報提供書』により、速やかに協力医療機関(協力病院)への受診等に繋げる。

④協力医療機関(協力病院)への入院等治療が必要な場合には、速やかに当該利用者の『介護・看護情報』を提供する

 

(3)地域・関係機関との協働

①ホームページを通して最新の施設情報を公開する。

②城陽市介護保険事業所連絡協議会に役員として参画する。

③家族会と協力し、ビハーラ秋まつりの開催や地域での行事へ参加する。

 

(4)組織のガバナンスの強化

①主任会議を定期的(1回/月)に開催し、報告・連絡・相談を徹底し、主要職員による「情報共有」を図る。

②専門委員会を設置し、情報共有を図るとともに、組織としての方向性を統一する。
(別紙1参照)

③職員定着化のためにストレスの軽減策を構築するとともに、疲弊を防止するために超過勤務を減らす。

2.環境整備

(1)施設設備の劣化に対し定期的に設備を点検し安全対策を徹底する。

(2)環境整備チェックリストを活用して利用者に快適に暮らしていただける環境を整える。

3.介護(福祉)サービスの方針

(1)利用者一人ひとりのニーズ及び心身の状態に合わせて個別ケアを実践する。

(2)移乗・移動や入浴、食事等の介助時に事故が発生する危険性(リスク)を理解し、安心・安全・安楽な介助を行うため、介助技術の向上を図る。

(3)介護保険制度の趣旨に則り、利用者の意向に沿いつつ、尊厳を保持し有する能力に応じた生活を営むことができるよう、多職種が協働しサービスを提供する。

(4)利用者の能力を活用し、自立へ向けた支援を行う。

(5)職員の資質の向上を図るために別表2のとおり施設内職員研修を行う

4.食事の提供

(1)食事提供の時間は、朝食8時、昼食12時、夕食18時を基本とし、15時提供のおやつを含め、心身の状態等により喫食時間を変更する際は、適切に保管のうえ提供する。

(2)季節に応じた食事を提供するとともに、楽しい食事のあり方を追求する。

(3)栄養ケア計画を作成し、低栄養状態等の予防・改善のため、計画に沿った食事を提供し、健やかな生活が送れるよう食事サービスの充実を図る。

5.安全衛生計画

(1)感染症予防を図るために、必要な知識を習得し、実践する。

(2)初期対応の重要性を認識し、迅速な対応、処置を行い感染拡大防止に努める。

(3)感染症(食中毒を含む)を予防するため、マスクの着用、手洗いやうがい、手指消毒などの衛生管理に努めるとともに、職員及び調理従事者の意識を高めるため衛生知識の普及、啓発を行う。

(4)業務遂行に関連して発生する労働災害、及び健康障害を防止するとともに、職員の安全確保と健康の保持増進を図る。

(5)ストレスチェックを活用し、産業医と連携してストレスの経験を図る。

6.防災対策

(1)緊急時の対応に備え、防災訓練、救命救急訓練、AED訓練を実施する。

(2)災害時の備品・非常食の確保および適正管理に努める。

(3)水害時に備え、近隣企業との連携を強化する。

(4)城陽市防火危険物安全協会との連携を図る。

7.広報活動

(1)ホームページの充実を図り、法人(施設・事業所)の最新情報を発信する。

8.職員の資質向上(サービスの質の向上)

(1)研修計画を作成し、尊厳と倫理・制度理解・高齢者虐待防止・感染症対策・安全管理体制等の内部研修を実施する。

(2)京都府・城陽市および京都府老人福祉施設協議会・京都府社会福祉協議会が開催する外部研修に参加する。

(3)城陽市介護事業所連絡協議会を活用して近隣事業所との交流を図りサ、ービスの質の向上を図る。

9.安全管理計画

(1)施設設備の点検を行い、補修箇所の早期発見に努め、環境整備を行う。

(2)車両の法令点検、定期点検を行い、安全運転に努め安全な運行を実施する。

(3)安全な環境を確保することにより、事故予防や労働災害予防に努める。

10.地域福祉活動

(1)「ビハーラ秋まつり」の開催、及び地域のイベント(社会福祉大会)等に参加をして地域との交流を図る。

(2)(福)城陽市社会福祉協議会の評議員として職員を派遣する。

(3)介護相談員や傾聴ボランティア等の受け入れを積極的に行い、活動の場を広げる。

(4)共同募金運動の協力推進。

(5)近隣の保育園や中学校、高等学校との交流を深める。

(6)城陽市高齢者元気サポーター(介護ボランティア)との連携を深める。

11.行事計画

季節が感じられるように四季折々の行事を企画、実施する。(別表3参照)

以上


別表1

専門委員会

令和4年度

感染症対策委員会
事故防止委員会
安全管理委員会
虐待防止委員会
身体拘束・行動制限に関する委員会
褥瘡対策委員会
看取り委員会
食事委員会
特養入所検討委員会
〇〇実行委員会【必要時に設置】

別表2

内容

備考

4月

法人理念(尊厳と倫理)
就業規則

講義と個別レポート研修

5月

安全管理

講義と個別レポート研修

6月

社会福祉・社会保障

個別レポート研修

7月

高齢者虐待について(人権研修)

講義と個別レポート研修

8月

感染症の基礎知識

グループ討議とレポート

9月

高齢者介護‐身体拘束・行動制限
(人権研修)

グループ討議とレポート

10月

感染症対策実技

まち単位での実技

11月

手指衛生

まち単位での実技

12月

利用者とのコミュニケーション

個別レポート研修

別表3

年中行事

定例行事

4月

花見
花まつり
職員健康診断・腰痛検診

【サークル活動】
 茶道サークル(月1回)
 書道サークル(月1回)

【月例行事】
 法話会
 介護相談員(月2回)
 カフェあんのん(月2回)
 お坊さんカフェ(月 回)
 おもちゃライブラリー
 (月1回)
 訪問散髪(月2回)

【ボランティア】
 傾聴ボランティア(週1回)

【その他】  
 避難訓練(年2回以上)

5月

外出レクリエーション
本願寺宗祖降誕会参拝

6月

家族会総会
排泄ケアとオムツ講習会

7月

昼間想定消防総合訓練

8月

物故者追悼法要

9月

敬老祝賀会
風水害想定避難訓練
ビハーラ秋祭り

10月

外出レクリエーション
利用者健康診断
職員健康診断(夜勤職員)

11月

報恩講法要
インフルエンザ予防接種

12月

夜間想定消防検証訓練
年忘れ会
もちつき大会

1月

元旦会
震災想定訓練

2月

節分(豆まき)

3月

ひなまつり
ボランティア感謝のつどい

※新型コロナウィルス感染症のまん延状況により中止・延期および規模縮小をする
Pagetop