2020(令和2)年度 事業計画

社会福祉法人 本願寺龍谷会

理事長 出口湛龍

はじめに

 当法人の設立母体であります浄土真宗本願寺派は、少子高齢化社会による高齢者への福祉事業(ビハーラ活動)の一環として平成18年10月に当法人の設立、平成20年4月に「特別養護老人ホーム ビハーラ本願寺」を開設し、平成31年4月にビハーラ総合施設創設10周年記念式典をご門主様ご臨席のもと開催されました。開設時より、城陽市をはじめ近隣地域や宗派関係の皆さまのご協力のもと、地域における社会福祉活動の拠点施設並びに宗派ビハーラ活動の研修道場としてなるよう事業を展開してまいりました。
 また、本願寺の所有地であり、この広大な敷地に龍谷大学(旧平安学園)の野球グランドを当法人が借り受け、両施設の垣根を無くすべく整備し「ビハーラガーデン」と命名し、ご入居者や病院患者様に緑溢れる憩いの場として利用いただいております。
 10年というひとつの節目を迎え、今一度原点に立ち返り、仏教・医療・福祉が協働するビハーラ活動の拠点として更なる機能の向上をはかるため、次年度より当法人の方針に賛同していただく賛助会員制度を新設し、ご入居者をはじめご家族や地域住民の方により満足頂けるよう社会福祉施設としての知識や技術の向上をはかり、より良い施設運営を目指してまいります。 
 「あそかビハーラ病院」「ビハーラ本願寺」の冠である「ビハーラ」は、「身心の安らぎ、くつろぎ場」を意味しており、私たち一人ひとりの「いのち」が〝生まれてよかった″〝生きてきてよかった″と感じられる場が、この両施設であってほしいと願っております。

 専門分野化された医療・介護現場における仏教を背景に「生・老・病・死」の苦悩に答え、「生きる意味」を問うていただく城陽の地、ふるさとの地をめざしてまいります。

1.事業方針

(1)安定した経営基盤の確立

・地域のケアマネージャーや地域包括支援センターとの連携を密に行い、介護老人 福祉施設及び短期入所生活介護が社会資源として円滑に運営できるよう努める。

・適正な人員を確保し、内・外部研修やOJTにより人材の育成に努める。

・職員の帰属意識を深めるための研修システムを構築する。

 

(2)看取り介護の推進と医療体制の確保

・あそかビハーラ病院及び西本願寺あそか診療所と協働し、ご入居者及びご家族が 望まれる終末期ケアを提供できるようにする。

・看取り委員会にて研修計画を策定し、ご入居者及びご家族が主体である看取り介 護であるとともに職員の知識や技術を向上させ、質の高い終末期ケアを提供する。

 

(3)地域との協働

・近隣中学校の職場体験及びボランティアの受け入れを積極的に行う。

・ホームページを通して施設情報を公開していく。

・おもちゃライブラリーを通じ、地域の子どもとの幼老交流を図る。

・家族会と協働し、ビハーラ秋祭りの開催や地域での行事へ参加する。

 

(4)組織のガバナンスの強化

・各委員会や会議にて意見交換や情報共有を行い、意識やケアの統一を図る。

・法令遵守委員会を開催し、法令を遵守した事業を遂行するよう努める。

2.環境整備計画

ご入居者様の安全を確保するため、施設設備の定期的な設備点検を行い、破損や劣化にあっては早急に対応する。

3.支援計画

(1)ケア方針のもと、ご入居者一人ひとりのニーズ及び心身の状態に合わせて個別に対応する。

(2)移乗や入浴等の介助時に事故が発生するリスクを理解し、安全な介助を行うため、介護技術等の支援技術の強化に努める。

(3)介護保険法の趣旨に則り、ご入居者の意向に沿いつつ、尊厳を保持し有する能力に応じた生活を営むことができるよう、他職種が協働しサービスを提供する。

(4)ご入居者の能力を使った排泄が出来るよう、自立へ向けた支援を行う。

4.食事計画

(1)食事開始時間は、朝食8時、昼食12時、夕食18時を原則とするが、15時提供のおやつを含め、心身の状態等により喫食時間を変更する際は、適切に保管のうえ提供する。

(2)季節に応じた食事を提供するとともに、楽しい食事のあり方を追求する。

(3)食事委員会を毎月開催し、ニーズの周知・共有を行い食事サービス向上に努める。

(4)栄養ケア計画を作成し、低栄養状態等の予防・改善のため、計画に沿った食事を 提供し、健やかな生活が送れるよう食事サービスの充実をはかる。

5.安全衛生計画

(1)感染症予防に努め、衛生管理のための知識習得や予防法の実施に努める。

(2)初期対応の重要性を認識し迅速な対応、処置を行い感染拡大防止に努める。

(3)食中毒を予防するため、手洗いや消毒などの衛生管理に努めるとともに、職員及び調理従事者の意識を高めるため衛生知識の普及、啓発を行う。

(4)業務遂行に関連して発生する労働災害及び健康障害を防止するとともに、職員の安全確保と健康の保持増進をはかる。

(5)ストレスチェックを活用し、産業医と連携して高ストレス予防を推進する。

6.防災計画

(1)緊急時の対応に備え、防災訓練、救命救急訓練、AED訓練を実施する。

(2)災害時の備品・非常食の確保および管理に努める。

(3)水害時に備え、一時避難場所の確保など近隣企業との連携を強化する。

(4)城陽市防火危険物安全協会との連携を行う。

(5)ハラスメント対策研修等を行い、倫理性を高める。

7.広報活動計画

ホームページを充実させ、施設の情報を発信する。

8.研修計画

(1)「きょうと福祉人材育成制度」を活用しながら人材育成と資質向上をはかる。

(2)京都府老人福祉施設協議会および京都府社会福祉協議会主催等の外部研修に参加する。

(3)介護労働安定センターを活用し、外部講師を招いた研修を行う。

(4)他施設との交流を図りサービスの質の向上をはかる。

(5)ユニットリーダー昇格試験及び研修を年に1度行い、適した人材の育成を図る。

(6)キャリアパスに沿った研修プログラムを作成し、人材育成をはかる。

9.安全管理計画

(1)施設設備の点検を行い、補修箇所の発見に努め安全な環境整備を行う。

(2)車両の法令点検、定期点検を行い、安全運転に努め利用者の運行を実施する。

(3)安全な環境を確保するとともに、事故予防や労働災害予防に努める。

10.地域福祉活動計画

(1)「ビハーラ秋まつり」の開催、地域の福祉祭り等へ参加し地域との交流をはかる。

(2)地域社協と連携を深め地域ニーズの把握に努める。

(3)介護相談員や傾聴ボランティア等の受け入れを積極的に行い活動の場を広げる。

(4)共同募金運動の協力推進。

(5)社会活動のための保育園や中学校、高等学校との交流を深める。

(6)城陽市高齢者元気サポーター(介護ボランティア)との連携を深める。

11.行事計画

季節が感じられるように四季折々の行事企画を行う。(別表1参照)

 

別表1

年中行事

定例行事

4月

花まつり
家族懇談会

【サークル活動】
茶道サークル(月1回)
書道サークル(月1回)

【月例行事】
法話会
介護相談員(月2回)
カフェあんのん(月2回)
お坊さんカフェ(月1回)
おもちゃライブラリー
(月1回)
訪問散髪(月2回)

【ボランティア】
傾聴ボランティア(週1回)

【その他】
避難訓練(年2回以上)

5月

本願寺宗祖降誕会参拝
職員健康診断・腰痛検診

6月

家族会総会

7月

防災避難訓練

8月

物故者追悼法要
すいか割り

9月

敬老祝賀会
防火避難訓練
ビハーラ秋祭り

10月

入居者健康診断

11月

報恩講法要
インフルエンザ予防接種

12月

インフルエンザ予防接種
年忘れ会
もちつき大会

1月

元旦会

2月

節分(豆まき)

3月

ひなまつり
家族会総会
ボランティア感謝のつどい

以上

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