2020(令和2)年度 事業計画

1.基本方針

当法人の定款に掲げる仏教の本旨に基づき、社会福祉の増進に資する助成事業や啓発活動の展開、「あそかビハーラ病院」「あそか診療所」を中心とする医療事業及び緩和ケアの推進や地域福祉の振興に努める

<2020(令和2)年度方針>

1 理事長 年度方針 「抜本的な経営改善と運営基盤の強化」

2 あそかビハーラ病院院長年度方針「質の高い緩和ケア・医療と仏教の融合の実践」

3 あそか診療所 院長年度方針「地域に根差した医療機関をめざして」

2.主な事業内容・計画

(1)西本願寺あそか診療所について
<運営>

あそか診療所の運営

地域住民及び宗派関連施設の健康管理及びサポート

ビハーラ活動の一環として相談窓口を開設し、実用的、精神的なサポートを行うとともに必要に応じて専門職へつなげる

<西本願寺あそか診療所新築移転計画>

宗門長期振興計画より受け継いだ、宗門総合計画の推進事項には「ビハーラ活動のさらなる展開を図る」が掲げられ、様々な事業を展開している。その中に本山隣接の西本願寺あそか診療所がその機能を拡充いたし、城陽市のあそかビハーラ病院と連携をとって、内科だけでなく緩和ケア外来を行い、さらなる地域医療へ貢献をめざす。

現在の診療所は宗門関係者及び一般参拝者の本願寺健康管理センターとしての健康診断機能と、軽症の一般内科の診療機能としての役割、つまり「本願寺の保健室」でしかなかった。 このたび、「地域のかかりつけ医療機関」への転身を図るべく、診療所を新築移転し、新生「あそか医院」として以下の事業を推進する。

◯地域密着型の医院をめざす。

①以前の「あそか診療所」所在地(下京区油小路米屋町)の近くに移転し、近隣住民が居住している地域であり、また、開明社等宗派関係とご縁の深い場所である。

②現在は内科診療のみであるが、2021年度には内科以外の診療を計画し実施する。

◯がん患者の相談窓口としての機能

「元ちゃんハウス(※)」のような、がん患者・ご家族・友人のための相談窓口を移転先2階の多目的室に設置する。(ビハーラ僧が常駐する予定)

※元ちゃんハウスとは

がんに影響を受ける方々、誰でも利用できる場所で、予約は不要であり利用にかかる費用もいらない。がんを患った人や家族がぶらりと訪れて相談したり、「自分らしさ」を取り戻せたりする場所で、必要に応じて友人のような専門職が実用的、精神的なサポートを行う。

がん患者やご家族に城陽市の「あそかビハーラ病院」を紹介し入院を奨励する。

2021年度より訪問診療を開始。あそかビハーラ病院と連携し、がん患者の訪問診療をはじめ、在宅医療をめざす。

【あそか診療所新築概要】

①名 義 浄土真宗本願寺派

②所 在 京都市下京区東中筋通六条下る学林町290番1

      京都市下京区油小路通六条下る西若松町249番

③構 造 木造2階建

④床面積 1階 187.02㎡、2階 137.12㎡

(3)独立型緩和ケア病棟 あそかビハーラ病院について
<運営>

①あそかビハーラ病院【緩和ケア内科・内科】の運営

②浄土真宗本願寺派や龍谷大学及び医学系大学、看護専門学校等教育機関の視察・実習受け入れ

③ビハーラ活動を中心として地域に根ざした社会福祉活動の実現

<新規医療事業計画>

あそかビハーラ病院の抜本的な問題解決に努めるべく、浄土真宗本願寺派総局選定による複数の医療関係の専門家の知見に基づき、早期にあそかビハーラ病院の経営見通しを慎重に検討し、透析医療などの諸施策の可能性を追求したうえで、2020(令和2)年度中に新たな医療事業計画等を立案し着手する。

<資料>あそかビハーラ病院 2019(R1)年度 活動実績
1 研修・実習受入実績
(4)法人
<運営>

理事会、評議員会の開催及び監事会の実施

<新規事業計画>    

「ビハーラ僧」管理体制変更

 これまで当法人は、あそかビハーラ病院ビハーラ室に常駐僧侶(ビハーラ僧)を配置し、国内唯一の「独立型緩和ケア病棟」として、仏教と医療の融合を図ってきた。2015(H27)年2月に三菱京都病院から要請を受けビハーラ僧の派遣を行っている。三菱京都病院は緩和ケアを提供する医療施設の形態としては国内最多の「急性期病院 院内病棟型」緩和ケア病棟である。宗教立ではない一般病院が宗門のビハーラ僧を招へいしたことは多くのメディアで報道され、「末期がん患者の緩和ケアには宗教的ケアが求められる」ことが認知されるようになった。

 2017(H29)年度、宗門で全国の各福祉施設や緩和ケア病棟において求められるビハーラ僧の育成を目的とした「ビハーラ僧養成研修会(仮称)」【試行】を行った。この受講生6名は研修会修了後、各施設・病院において「ビハーラ僧」として活躍している。2019(R1)年度には、「第2回 ビハーラ僧養成研修会」【試行】として、研修を行った研修生は5名(修了生4名)。

 このような状況において、あそかビハーラ病院において、ビハーラ僧の管理・派遣業務を行うことは困難であることから、法人本部において、一括してビハーラ僧を管理・派遣できる体制を整えることが必要である。

 

以 上

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