「動きながら考え、考えながら動く」、それは活動現場をもつ者に欠かせない態度です。ここまで、様々な疑問・批判・不安の交錯する中で、今日新しい胎動も生まれてきています。
教団の中で最も大きな組織、仏教婦人会が女性活動として取り入れ、長い継続と細やかな気づきを特長として実績を広く深くしてきている、という報告もあります。またこれまで、教区で1つのビハーラ組織として限られた地域にしか活動できなかったものを、実践現場に近い場所で組織分化ができ、「活動がしやすい」「時間も有効に使え、経費も安くできる」という特長を十分に発揮しているところも増えつつあります。
「開かれた宗門」の実践に向け、積極的に社会に出て行く活動として大きな期待があったといってよいでしょう。
教区ビハーラの活動もより深化し、仏教ケアの実績もあげてきており、それぞれの地域で認知を受け期待されてきています。
従来の活動の上に、さらにビハーラ活動を広げることと深めることを続け、その実績を集約し、内外に周知して行くならばその将来は大きく開けてゆくことになるでしょう。